平成21年に千葉県山武郡芝山町で行われた芝山漆器展をご紹介します。
芝山漆器展の会場となった千葉県山武郡芝山町にある「はにわ博物館」です。
11月5日(木)から12月6日(日)まで芝山漆器展が
開催されました。
私たちの携わる芝山漆器の故郷で、芝山仙蔵(大野木仙蔵)さんの生まれ故郷です。
この辺は、買って数多くの豪族が住んでおり、 古墳も多くあり、大げさな表現をすると、 「裏山を掘るとはにわが出てくる」ほど はにわの出土品が多い場所です。
同町では、芝山扁額なる物を所持されていましたが、
その痛みが激しかったため、当会の講師である遊部先
生の工房で修復していいただきました。
修復前は、本当に真っ黒で見る影もなかった扁額が、汚れを除去すると、下から金地が出てきました。このような御縁から、私たちも僅かながらのお手伝いをさせて頂き、企画展が開かれることになりました。
当会の会長である赤堀先生による、「芝山漆器の変遷について」という講演もあり、多数の方にご参加いただきました。
千葉県芝山町において11月5日から開催されていた展示会は、予定通り12月6日に無事終了し、来館者数も何と約3,000名弱を記録するなど、大成功の内に終了することができました。